ボートレース宮島で4月16日(火)より開催されているG1“第20回マスターズチャンピオン”が3日目を終え、ここまで注目の選手を振り返ってみたい。

2日目8Rでは山川美由紀選手が見事に逃げ切り勝ちを決め、今回のマスターズチャンピオンで女性の初白星をあげた。五号艇石川、六号艇松井と有力選手が出走するなか先マイを決めることが出来たのが勝利の鍵だった。初日は2レースともに最下位に沈んでいただけに、この勝利で他の女性選手の励みにもなっただろう。

そんな中、地元宮島勢で大将と目される西島義則選手が苦戦を強いられている。2日目3Rと7Rをそれぞれ3着で終え、巻き返しを図りたかった3日目8Rでは一号艇での出走となったがイン逃げは不発に終わり機力が不十分ではないか心配されている。一方まくり勝ちした太田和美選手は得点率でも3日目を終えた時点で2位につけ優勝候補の一人に名を連ねた。

そして、明石正之選手は2日目3Rでは一気にまくって勝利を収め、12Rでも接戦に競り勝ち3位入着。機力の不安をテクニックでカバーする形となり、3日目10Rでは一号艇で逃げを決め調子を上げてきている。

ベテラン選手たちによる目の離せない競演が続くマスターズチャンピオン、折返しとなる明日4日目以降も必見だ。